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国民政党[こくみんせいとう]
国民政党(こくみんせいとう)とは、特定の階級(例えば資本家階級や労働者階級)の利益を代表するのではなく、国民全体の利益を代表することを標榜する政党を指す。あるいは「本来は一定の階級的利害を代表しながらも、国民的同質性を前提とし、その支持基盤を広く国民各層に求めようとする政党」〔百科事典マイペディア「国民政党」の項目 〕と定義される場合もある。対義語は階級政党。 ==保守政党の場合== 自由民主党は右派だけではなく、穏健リベラル派も取り込んだ国民政党であると、長らく見なされてきた。特に高度成長から、公害対策を経て、バブル経済崩壊まで、右肩上がりの時代には成長の果実が国民諸階層に等しく分配され、かつ、国民が最も忌み嫌う戦争を回避したことが大きい。また、派閥による政権の交代など、擬似的政権交代が図られていた。しかし、選挙制度改革により、衆議院が小選挙区制となり、かつ政党交付金の創設や政治資金規正法の強化により、公認等所属議員に対する政党本部のコントロールが強化されたことにより、自由民主党内においては穏健リベラルが切り捨てられ、多様性を失ったモノトーンな性格の政党となりつつある〔自民党内の多様性が薄れている…田中真紀子氏 読売新聞 2015年7月13日〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国民政党」の詳細全文を読む
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