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国鉄70形蒸気機関車[こくてつ70かたちじょうききかんしゃ] 70形は、かつて日本国有鉄道の前身である鉄道省に在籍したタンク式蒸気機関車である。 == 概要 == 本形式は、新宮鉄道(現在の紀勢本線の一部)の3で、1934年(昭和9年)7月1日付けで同鉄道が国有化されたことにより、国有鉄道籍を得たものである。国有化に際して、70形(70)と改番された。 1912年(明治45年)、ドイツのアーノルト・ユンク(Arnold Jung Lokomotivfabrik)で1両(製造番号1790)が製造された車軸配置0-4-0(B)型の飽和式・2気筒単式のウェルタンク式機関車である。ユンク製の蒸気機関車は日本では例が少なく、総数わずかに8両、国有鉄道と縁のあったものは、中越鉄道の6(後の鉄道省1025形)があるにすぎない。デザインラインは、機能本位かつ端正で、ランボード中央部に設けられた給水用の漏斗が特徴的である。 また、新宮鉄道は他の鉄道との連絡が全くない孤立路線であったため、鉄道省が連結器を全面的に自動連結器に交換した後も、螺旋式連結器装備で終始した。国有化後は、前述のとおり鉄道省の形式番号が与えられたが、現車にこの番号が標記されることはなく、1936年(昭和11年)に廃車となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄70形蒸気機関車」の詳細全文を読む
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