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国鉄9050形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版 | 国鉄9050形蒸気機関車[こくてつ9050かたちじょうききかんしゃ]
9050形は、北海道炭礦鉄道が発注し、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院、鉄道省に引き継がれたテンダー式蒸気機関車である。 ==概要== 9050形は、9000形系列の小型コンソリデーションで、こちらはアメリカン・ロコモティブ社(アルコ)、ピッツバーグ工場製である。1907年(明治40年)に26両が輸入されたが、到着時には発注者である北海道炭礦鉄道は国有化されており、直接官設鉄道に編入された。メーカーの記録では、北海道炭礦鉄道が発注したものとされるが、1908年(明治41年)の鉄道年報ではそのうちの6両が「石狩石炭会社からの購入」と記されており、北海道炭礦鉄道国有化の対象からも外れていた。しかしながら、これらが輸入され、組立てられた直後から使用されていたのは確認されており、国有化の際に宙に浮いた格好になった6両は、輸入を取扱った三井物産から一旦石狩石炭の所有になり、その上で官設鉄道に納入されたものと推定されている。 形態的には、砂箱が蒸気ドームと煙突の間に1個、運転室の床面も高められており、9000形、9030形に比べて洗練されている。ピッツバーグ工場製であるが、アルコ統合後しばらく経ってからの製品であり、デザイン上のピッツバーグ色は薄く、アルコ成立の中心となったスケネクタディ色が強い。9000形・9030形の「小コン」に対して「新コン」(新型コンソリデーション)と愛称された。
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