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国鉄DC10形ディーゼル機関車 : ウィキペディア日本語版 | 国鉄DC10形ディーゼル機関車[こくてつ]
国鉄DC10形ディーゼル機関車(こくてつDC10がたディーゼルきかんしゃ)は、日本国有鉄道の前身である鉄道省がドイツから1930年(昭和5年)に輸入した機械式ディーゼル機関車である。 ==概要== 同様に貨車入換用機関車のサンプルとして1929年(昭和4年)に輸入されたDC11形とともに、当時ディーゼル機関開発で最先端を走っていたドイツのクルップ社に1両が発注されたが製作は大幅に遅れた〔当時鉄道省ベルリン事務所に駐在し製作監督をしていた平山孝(後の運輸次官、東京急行電鉄社長)は工場を度々訪れ、納入を催促していた。しかしクルップ社は信用が大事と譲らなかったという。契約では納期の延滞は1日ごとに代金の五百分の一の金額が差し引かれることとなっており契約上は無料となっていたが、平山は延滞金免除の要請文を日本におくり代金は支払われたという。沢和哉「私鉄企業人の見た平山孝」『コンコース』No.194、鉄道と未来をつくる会、38-39頁〕。1930年11月に神戸港に到着し鷹取工場で徹底的な分解調査の上で組み立て整備が実施された〔その製造費用は第一次世界大戦の戦時賠償によるとも、鉄道省の年間予算からの支出によるとも言われ、「日本国有鉄道百年史」においては第7巻に前者の説が、第9巻には後者の説がそれぞれ記載されており、相矛盾する記述が併存している。巷間においては前者の説が広く流布しているが、後者の説を採る「日本国有鉄道百年史」9巻の記述は取引商社と2両の製作請負契約にかかる費用(32万3215円)を明記しており、また前者の説を採る「日本国有鉄道百年史」7巻の記述にはその賠償にかかる手続きに関する具体的な記述が無いため、後者の方が信憑性が高いと見られている。〕。
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