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国鉄ソ80形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄ソ80形貨車[こくてつそ80がたかしゃ]

国鉄ソ80形貨車(こくてつソ80がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した事故救援用操重車事業用貨車)である。鉄道車両脱線事故や転覆事故の復旧に活躍した。回転式キャブとクレーンを装備している。また、クレーンのブームを収めるための控車である長物車を伴っている。
== 概要 ==
1956年昭和31年)から1969年(昭和44年)にかけて、国鉄浜松工場および日立製作所で21両(ソ80 - ソ99, ソ180)が製造された。操重車の中でもソ30形とともに大型に分類され、扱い荷重は最大で 65t となっている。ソ30形を基本として、動力に何かと欠点の多かった蒸気機関に代え、ディーゼルエンジンを採用したものである。本形式は、大別して前期形(ソ80 - ソ83)、中期形(ソ84 - ソ97)、後期形(ソ98, ソ99, ソ180)の3種に分類される。
外部塗装は当初は全車淡緑色であったが、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「」が追加され「ソ」となり黄色(黄1号)の帯を巻いた。その後全般検査の際に、黄1号の1色塗りに変更された車が存在した。この色違いの明確な基準はなく、全般検査の際に入場する工場の違いによるものと思われる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄ソ80形貨車」の詳細全文を読む



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