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国鉄タキ10300形貨車(こくてつタキ10300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 本形式と同じ専用種別であるタキ2050形、タキ20350形についても本項目で解説する。 == タキ10300形 == 1968年(昭和43年)2月29日に、タキ6900形より3両(タキ6904、タキ6908、タキ6912)の専用種別変更(アクリルニトリル→ブチルアルデヒド)が三菱重工業にて行われ形式名は新形式であるタキ10300形とされた。 本形式の他にブチルアルデヒドを専用種別とする形式にはタキ2050形(後述)、タキ20350形(後述)の2形式が存在した。 落成時の所有者は、化成水島でその常備駅は、水島臨海鉄道港東線の東水島駅であった。1971年(昭和46年)7月19日に常備駅はそのままで三菱化成工業(社名はその後三菱化成、三菱化学と変更された)に名義変更された。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 タンク体は、一般構造用圧延鋼材(SS41、現在のSS400)製であり、荷役方式は積込口からの上入れ・空気加圧を使用した液出管による上出し式である。 塗装は黒、全長は13,200mm、全幅は2,500mm、全高は3,880mm、軸距は9,100mm、実容積は37.2m³、自重は19.7t、換算両数は積車5.0、空車2.0である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(3両)がJR貨物に継承されたが、1995年(平成7年)9月に全車が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ10300形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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