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国鉄タキ12200形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄タキ12200形貨車[こくてつたき12200がたかしゃ]

国鉄タキ12200形貨車(こくてつタキ12200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したタンク車である。
== 概要 ==
本形式はセメント輸送用として1968年(昭和43年)から1981年(昭和56年)にかけて富士重工業にて16ロット134両(タキ12200 - タキ12299、タキ12700 - タキ12733)が製作された40t積の私有貨車である。記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「タキ」と標記する。
40t積セメント専用車のメーカー間開発競争のなかで富士重工業が独自に開発した形式で、軽量化のため側梁を省略した台枠をタンク体と一体化したフレームレス構造を採用したのが大きな特徴である。対抗形式である川崎車輛タキ1900形日立製作所タキ19000形日本車輌製造ホキ5700形と異なりタンク断面が円筒で圧力容器にすることも可能であったことから、試作段階では圧送荷役が考慮され安全弁を持っていたが、量産車はエアスライド式専用車になった。
本形式の製造は開発経緯の関係から富士重工業1社のみで行われ、小野田セメント日立セメント秩父セメント電気化学工業大阪セメントの合計5社が所有した。社名の変更はあったが全車所有者が変わることなく使用された。小野田セメントと秩父セメントはその後合併し秩父小野田となり、さらに日本セメントと合併し現在では太平洋セメントと社名が変わった。
本形式の内5両(タキ12729 - タキ12733)は1985年(昭和60年)9月13日に車籍除外となり秩父鉄道を経て東武鉄道に移籍したが、6年後の1991年平成3年)にJR貨物に車籍が復帰した。
全長は10,800mm、全幅は2,536mm、全高は3,650mm、タンク実容積は34.2、自重は13.9t、換算両数は積車5.5、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41C、TR41Gである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄タキ12200形貨車」の詳細全文を読む



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