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国鉄タキ18500形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄タキ18500形貨車[こくてつたき18500がたかしゃ]

国鉄タキ18500形貨車(こくてつタキ18500がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。
== 概要 ==
本形式は、サラシ液専用の30t 積タンク車として1970年(昭和45年)4月7日から同年5月8日にかけて6両(タキ18500 - タキ18505)が、日本車輌製造富士重工業の2社で製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「タキ」と標記する。
本形式の他にサラシ液を専用種別とする形式には、タ4100形タラ600形タラ700形タサ4900形タキ4900形タキ4950形タキ8050形タキ16100形の8形式があった。
所有者は、呉羽化学工業(現クレハ)の1社のみでありその常備駅は常磐線勿来駅であった。
1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、80(侵食性の物質、腐食性物質、危険性度合3(小))が標記された。
耐候性高張力鋼製のタンク体内面にゴムライニングを施し、厚さ50mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。
荷役方式は、タンク上部の液入管からの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。
車体色は黒色、寸法関係は全長は11,100mm、全幅は2,420mm、全高は3,655mm、軸距は7,000mm、実容積は26.3m³、自重は16.1t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には2両(タキ18501, タキ18505)がJR貨物に継承されたが、1993年(平成5年)8月に廃車となり同時に形式消滅となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄タキ18500形貨車」の詳細全文を読む



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