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国鉄タキ18800形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄タキ25900形貨車[こくてつたき25900がたかしゃ]

国鉄タキ25900形貨車(こくてつタキ25900がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。
本形式と同じ専用種別であるタキ18810形タキ24400形についても本項目で解説する。
== タキ25900形 ==
タキ25900形は、アクリルアマイド液専用の30t 積タンク車として1974年(昭和49年)9月19日に4両(タキ25900 - タキ25903)、1976年(昭和51年)5月24日に1両(タキ25904)の合計2ロット5両が三菱重工業にて製作された。
本形式の他にアクリルアマイド液を専用種別とする形式にはタキ18810形タキ24400形の2形式が存在した。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。
タンク体は、 一般構造用圧延鋼材(SS41、現在のSS400)製であり、積荷の純度保持のため内側はフェノール樹脂でコーティングされており、断熱材が巻かれキセ(外板)付きの直胴タイプである。
荷役方式は積込口からの上入れ・空気加圧を使用した液出管による上出し式である。
所有者は、三菱化成工業(社名はその後三菱化成、三菱化学と変更された)の1社のみであり、その常備駅は、北九州市黒崎駅であった。
塗装は、全長は12,700mm、全幅は2,500mm、全高は3,757mm、軸距は8,600mm、自重は19.6t、換算両数は積車5.0、空車2.0である。台車はロットにより2種類あり最初のロット(タキ25900 - タキ25903)はTR41E-12であり次のロット(タキ25904)はTR225であった。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(5両)がJR貨物に継承されたが、2000年(平成12年)3月に全車が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄タキ25900形貨車」の詳細全文を読む



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