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国鉄タキ21200形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄タキ21200形貨車[こくてつたき21200がたかしゃ]

国鉄タキ21200形貨車(こくてつタキ21200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。
== 概要 ==
本形式は、アンモニア水専用の35t 積タンク車として1971年(昭和46年)5月19日に4両(タキ21200 - タキ21203)が、日立製作所にて製作された。
本形式の他にアンモニア水を専用種別とする形式には、タ1450形タ1530形タ1650形タ1700形タ1800形タム4700形タキ250形の7形式があった。
所有者は、日産化学工業の1社のみでありその常備駅は高山本線速星駅であった。
1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、96(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。
35系に属する耐候性高張力鋼製のタンク体に、厚さ60mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。
荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備している。
車体色は黒色、寸法関係は全長は12,600mm、全幅は2,720mm、全高は3,880mm、軸距は8,500mm、自重は18.3t、換算両数は積車5.5、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車がJR貨物に継承されたが、1991年(平成3年)6月に最後まで在籍した2両(タキ21202, タキ21203)が廃車となり同時に形式消滅となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄タキ21200形貨車」の詳細全文を読む



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