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国鉄タキ26000形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄タキ26000形貨車[こくてつたき26000がたかしゃ]

国鉄タキ26000形貨車(こくてつタキ26000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。
== 概要 ==
本形式は、亜硫酸ソーダ液専用の35t 積タンク車として1975年(昭和50年)4月14日に1ロット9両(タキ26000 - タキ26008)が、富士重工業の1社のみで製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「タキ」と標記する。
所有者は、全車日本石油輸送でありその常備駅は日豊本線鶴崎駅である。その後常備駅は、名古屋南港駅をへて郡山駅へ移動になった。
本形式の他に亜硫酸ソーダ液を専用種別とする形式はタキ18200形(9両)、タキ20100形(30両)の2形式がある。タキ18200形は全車日本石油輸送所有車であり、1975年(昭和50年)4月より7月にかけて廃車になり形式消滅した。本形式はタキ18200形の次級に当たる。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「61」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合2(中))が標記された。
1980年(昭和55年)3月31日に専用種別がニトロベンゼンに変更され、更に1995年(平成7年)6月には青化ソーダ液へと変更した。
タンク体材質は、ステンレス鋼製であり、荷役方式は、マンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。液出管と空気管はS字管を装備している。
全長は11,400mm、全幅は2,560mm、全高は3,841mm、軸距は7,300mm、自重は16.9t、換算両数は積車5.0、空車1.6である。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(9両)がJR貨物に継承され、2007年(平成19年)3月31日現在2両が在籍している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄タキ26000形貨車」の詳細全文を読む



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