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国鉄タキ30100形貨車(こくてつタキ30100がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は、日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、重クロム酸ソーダ液専用の35t積タンク車として1976年(昭和51年)10月18日に日本車輌製造にて4両(タキ30100 - タキ30103)、同年11月1日に川崎重工業にて1両(タキ30104)の合計2ロット5両が2社で製作された。 重クロム酸ソーダ液を専用種別とする形式には、他には例がなく本形式が唯一の存在であった。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 所有者は、日本化学工業の1社のみであり、その常備駅は、、総武本線越中島支線の越中島駅であったが、その後福島県の郡山駅に移動になった。全車生涯所有者が変わることなく運用された。 荷役方式は、積込は液出入管から行い、荷卸しは液出入管と空気加圧による上出し方式である。 塗色は、黒色であり、全長は10,600mm、全幅は2,500mm、全高は3,582mm、軸距は6,500mm、自重は15.8t、換算両数は積車5.0、空車1.6、台車はベッテンドルフ式のTR225であった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(5両)がJR貨物に継承されたが、1995年(平成7年)1月に全車一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ30100形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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