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国鉄タキ42150形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄タキ42200形貨車[こくてつたき42200がたかしゃ]

国鉄タキ42200形貨車(こくてつタキ42200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は、日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。
本形式と同時期に同じタキ2100形から改造されたタキ42100形、タキ42150形についても本項目で解説する。
== タキ42200形 ==
1978年(昭和53年)3月17日に日本車輌製造1社にてタキ2100形より6両(タキ2248 - タキ2250、タキ2328 - タキ2330)が、34tアニリン専用車への専用種別変更改造が行われ、形式は新形式であるタキ42200形(タキ42200 - タキ42205)に変更された。
種車のロットが2種類ありタキ2248 - タキ2250 が1959年(昭和34年)3月12日富士重工業製、タキ2328 - タキ2330 は1960年(昭和35年)6月27日日本車輌製造製である。このため両者の寸法は若干の違いがある。
改造内容は、アニリンが毒性の物質であるため荷役方式を上出し式に変更した。タキ2100形のタンク体下部にあった吐出管を撤去し、S字管付きの液出管、空気管を新たに装備した。
アニリンを専用種別とする形式には、他にはタム7500形タム7550形タキ8600形タキ18900形タキ25800形の5形式があった。
所有者は、日本陸運産業の1社のみであり、その常備駅は、越後交通長岡線越後関原駅京葉臨海鉄道臨海本線前川駅であった。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号61」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合2(中))が標記された。
塗色は、、全長は13,600又は12,200mm、全幅は2,656mm、全高は3,885又は3,853mm、軸距は9,500又は8,100mm、自重は18.7又は17.4t、換算両数は積車5.5、空車1.8、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(6両)がJR貨物に継承されたが、1989年(平成元年)9月に全車が一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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