|
国鉄タキ5000形貨車(こくてつタキ5000がたかしゃ)は、1955年(昭和30年)から製作された、塩酸、アミノ酸専用の 30 t 積 貨車(タンク車)である。 私有貨車として製作され、日本国有鉄道(国鉄)に車籍編入された。1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に車籍を承継された。 == 概要 == 1955年(昭和30年)から1971年(昭和46年)にかけて新三菱重工業、川崎車輛、汽車製造、造機車輌、新潟鐵工所、日本車輌製造、富士重工業、日立製作所にて62両(タキ5000 - タキ5049、タキ5160 - タキ5171)が製作及び改造編入された。この内の3両(タキ5032 - タキ5034)は1966年(昭和41年)5月13日にタサ1700形3両(タサ4713、タサ4737、タサ4729)より日本車輌製造にて改造しタキ5000形に編入された車である。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵82」(腐食性物質、危険性度合1(大))が標記された。 落成当時の所有者は鉄興社、日本曹達、旭化成工業、東亜合成化学工業、三谷産業、新日化産業、日新興業、日本トレーディング、宇津商店、旭硝子、岩田商店、大阪曹達、日東フロロケミカル、住友商事、日本石油輸送、ソーダ商事、十全化学、丸正産業、東洋曹達工業、北海道曹達、日新電化であった。 多数の製造メーカー、所有者又多年に渡る製造期間により、形態の種類の多い形式である。荷役方式は上入れ、上出し式である。 塗色は、黒であり、全長は10,450mm、全幅は2,438mm、全高は3,878mm、軸距は6,350mm、自重は15.5 - 17.5t、換算両数は積車5.0、空車1.8、最高運転速度は75km/h、台車は12t車軸を使用したTR41C又はTR41Dである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ5000形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|