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国鉄タキ6200形貨車(こくてつタキ6200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 1957年(昭和32年)8月2日にタキ300形より4両(コタキ325、コタキ329 - コタキ331)の専用種別変更(濃硫酸、発煙硫酸→甲種硝酸)が行われ形式名は新形式であるタキ6200形(コタキ6200 - コタキ6203)とされた。種車は1942年(昭和17年)10月23日から1943年(昭和18年)7月13日にかけて新潟鐵工所にて製作され、改造時点で車齢約15年であった。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 その後1960年(昭和35年)1月22日から1963年(昭和38年)8月17日にかけて3ロット3両(コタキ6204 - コタキ6206)が新三菱重工業にて新規製造された。 本形式の他に甲種硝酸を専用種別とする形式には、タキ8200形(3両)、タキ10950形(1両)、タキ12050形(1両)の3形式があり本形式は最大勢力であった。 所有者は日産化学工業、三菱化成工業(現在の三菱化学)の2社でありそれぞれの常備駅は富山県の速星駅、福岡県の黒崎駅であった。 積載荷重は当初30t 積みであったが1974年(昭和49年)に保安対策上27t 積みに減トンされた。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵(禁水)84」(侵食性の物質、水と反応する物質、腐食性物質、禁水指定のもの)が標記された。 タンク体は普通鋼(一般構造用圧延鋼材SS41、現在のSS400)製のドーム付き直円筒型であり、荷役方式はタンク上部にある マンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。 車体色は黒、寸法関係は全長は10,400mm、全幅は2,531mm、全高は3,395mm、軸距は6,300mm、実容積は18.2m³、自重は14.9t - 16.4t、換算両数は積車4.0、空車1.6であり、台車はTR20、TR41Cである。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には3両の車籍がJR貨物に承継されたが、1989年(平成元年)10月に廃車となり同時に形式消滅となった。1991年(平成3年)度に2両(コタキ6204 - コタキ6205)の車籍が復活したが10年後の2001年(平成13年)度に再度廃車となり同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ6200形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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