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国鉄タキ7700形貨車(こくてつタキ7700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 == 概要 == 本形式は、酢酸エチル専用の30t 積タンク車として1959年(昭和34年)12月10日から1962年(昭和37年)5月21日にかけて4ロット4両(タキ7700 - タキ7703)が三菱重工業、日立製作所の2社で製作された。 本形式の他に酢酸エチルを専用種別とする形式には、タ3600形(6両)、タム3800形(3両)、タム3850形(2両)、タサ4300形(5両)の4形式があった。 落成時の所有者は、ダイセル化学工業(現・ダイセル)、日本合成化学工業、新日本窒素肥料(その後社名はチッソ、チッソ石油化学へと変遷)の3社でありそれぞれの常備駅は新井駅、東水島駅、浜五井駅であった。 荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備した車もあった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 車体色は黒色、寸法関係は全長は12,200mm、全幅は2,517mm、全高は3,868mm、軸距は8,100mm、実容積は34.0m³又は、34.6m³、自重は17.2t 又は17.8t、換算両数は積車5.0、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1985年(昭和60年)12月27日に最後まで在籍したタキ7703が廃車となり同時に形式消滅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ7700形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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