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国鉄タキ20600形貨車(こくてつタキ20600がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 本形式と同一の専用種別であるタキ9400形、及び本形式と同一の経歴を持つタキ20800形についても本項目で解説する。 == タキ20600形 == タキ20600形は1971年(昭和46年)3月20日に日立製作所にて1両(タキ20600)のみが製作された脂肪酸専用35t 積タンク車である。 所有者は日本石油輸送であり東高島駅を常備駅として運用された。その後常備駅は郡山駅へ移動した。 タンク体材質は積荷の純度保持のためステンレス鋼製で35系に属し、保温のために150mm厚のウレタンを断熱材として巻きキセ(外板)を装備した。 荷役方式はタンク上部の液入管又はタンク体下部にある吐出管からからの積み込み、吐出管からからの下出し方式である。 1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、90(有害性物質、危険性度合3(小))が標記された。 全長は14,100mm、全幅は2,720mm、全高は3,870mm、軸距は10,000mm、自重は18.9t、換算両数は積車5.5、空車1.8である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 晩年には専用種別が臨時でラテックスに変更になり運用された。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時にはJR貨物に継承されたが、2000年(平成12年)6月に廃車となり、形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄タキ20600形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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