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国鉄チキ5200形貨車 : ウィキペディア日本語版 | 国鉄チキ5200形貨車[こくてつちき5200かたちかしゃ]
国鉄チキ5200形貨車(こくてつチキ5200がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1979年(昭和54年)度から1981年(昭和56年)度にかけてコキ10000形コンテナ車の改造により製作したレール輸送専用貨車(長物車)である。 == 登場の経緯、概要 == コキ10000系コンテナ車は、枕バネに空気バネを採用した台車(TR203形)を装備して最高速度100km/hで走行できる貨車として登場した。しかし、ブレーキ装置などへの圧縮空気供給の関係で牽引する機関車が限定されるうえ、国鉄コンテナの標準規格が12フィート形に移行した後はこれを4個しか積むことができず、積載効率が悪いこともあり、最高速度95km/hで機関車を選ばず、12フィート形コンテナを5個積載できるコキ50000系コンテナ車が登場した後は次第に運用が減少し余剰化していた。さらに、コキ50000形に車掌室を装備したコキフ50000形の運用が増えるにつれ、金属製コイルバネのTR223形台車を履いた同車の車掌乗務時の乗り心地の悪さが指摘され、労働争議の対象にもなった。当初はバネの柔らかい台車(TR223A形)に振り替えたが効果は少なく、結局余剰となったコキ10000形のTR203形台車に振り替えることになった。これらの改造によりコキ10000形の車体とコキフ50000形の台車が余剰となったため、処遇が問題となっていた。当時、まだ経年が浅かったこともあり、これらを有効活用して定尺レール輸送用の長物車を製作することになった。そうして生まれたのが本形式である。総数188両(チキ5200 - チキ5387)が改造された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄チキ5200形貨車」の詳細全文を読む
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