|
モニ13形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した旧形電車である。1953年(昭和28年)6月1日に実施された車両称号規程改正(改番)により、出自の異なる2種が存在する。 * 初代 : 1933年(昭和8年)から1942年(昭和17年)にかけて木造車のモハ10形(初代)を全室荷物車に改造したもの。30両(13001 - 13030)が製作された。1953年6月の称号規程改正により木造車は雑形に編入され、モニ3410形(3410 - 3418)となった。詳細は国鉄デハ63100系電車#モニ13形への改造を参照のこと。 * 2代目 : 鋼製荷物車モニ53形を1953年の改番で形式を改めたものである。1959年(昭和34年)6月の称号規程改正により、クモニ13形に改称された。出自については、下記のとおりである。 *# 13001 : 1937年(昭和12年)に焼失木造荷物車を鋼製車体で復旧したもの。旧番号は53001。詳細は国鉄50系電車#モニ13形を参照のこと。 *# 13002 - 13016 : 1948年(昭和23年)および1950年(昭和25年)に、モハ34形およびモハ33形(モハ34形改造車)を種車として製作されたもの。旧番号は53002 - 53016。詳細は、国鉄33系電車#荷物電車への改造を参照のこと。 *# 13020 - 13037 : 1952年(昭和27年)から1953年(昭和28年)にかけて木造車の鋼体化によって製作されたもの。シンプルな切妻車体が特徴である。1952年度後期落成車は、改番を先取りする形で新形式モニ13を称して就役した。詳細は国鉄50系電車#モニ13形を参照のこと。 == 参考文献 == *沢柳健一・高砂雍郎 「決定版 旧型国電車両台帳」 - ジェー・アール・アール ISBN 4-88283-901-6(1997年) *沢柳健一・高砂雍郎 「旧型国電車両台帳 院電編」 - ジェー・アール・アール ISBN 4-88283-906-7(2006年) *新出茂雄・弓削進 「国鉄電車発達史」 - 電気車研究会(1959年) *寺田貞夫 「木製國電略史」 - 「日本国鉄電車特集集成 第1集」に収録 *「木製省電図面集」 - 鉄道資料保存会 編 ISBN 4-88540-084-8(1993年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄モニ13形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|