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国鉄モハ61形電車 : ウィキペディア日本語版
国鉄40系電車[こくてつ40けいでんしゃ]
国鉄40系電車(こくてつ40けいでんしゃ)は、1932年(昭和7年)から1942年(昭和17年)にかけて日本国有鉄道の前身である鉄道省が製造した、車体長20m級3扉ロングシートの旧形電車を便宜的に総称したもので、鉄道省の電動車としては初めて全長20m級の鋼製車体を採用した電車である。
具体的には、両運転台型三等制御電動車モハ40形(40001 - 40080)、片運転台型三等制御電動車のモハ41形(41001 - 41055)、片運転台型三等制御車のクハ55形(55001 - 55096)、二等三等付随車サロハ56形(56001 - 56013)、三等付随車のサハ57形(57001 - 57047)、モハ41形の電動機出力向上型であるモハ60形(60001 - 60126)、三等荷物合造制御車のクハニ67形(67001 - 67008)の7形式425両を指す。広義には、同仕様で製造された17m級車体のモハ33形2両、モハ34形26両も含まれるが、本項では20m級車体を持つ狭義の40系について記述する。

== 登場 ==
1932年度、大阪地区で初めて片町線四条畷 - 片町間および城東線電化され、電車の運行が開始されることとなった。この電化開業に合わせて製造されたのが本系列である。鋼製の20m級車体の電車は、制御車、付随車については32系で実用化されていたが、本系列では初めて電動車も20m級車体で製造された(因みに日本初の20m級鋼製車体を持つ電動車は1928年に登場した大鉄デニ500形である)。大阪地区向けには20m級電動車が製造されたものの、東京地区(山手線)では設備の準備が整わなかったため、1932年度および1933年度は17m級車体の33系が投入されたが、1933年度後半からは京浜線向けに20m級車体の新造車が投入され、これ以降17m級電車の新造はない。本系列は東京・大阪両地区の標準形電車として11年間に400両以上と戦前型電車としては最も長期かつ大量に製造が続けられたため、年度ごとの設計変更が忠実に反映されており、形態もバラエティに富んでいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄40系電車」の詳細全文を読む



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