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国際Aマッチ : ウィキペディア日本語版
国際Aマッチ[こくさい]
国際Aマッチ(こくさいAマッチ、international "A" match)とは、サッカーAナショナルチーム(年齢制限のない代表チーム)同士の国際公式試合のこと。対戦国のどちらかがAナショナルチームではない場合は国際Aマッチとならない。また、対戦国のどちらかが国際サッカー連盟(FIFA)に未加盟だった場合も、国際Aマッチとして認可されない(FIFAには記録も残らない)。サッカー以外ではハンドボールフィールドホッケーでもこう表現する場合もある。なお、FIFAランキングは男女とも国際Aマッチの結果のみで計算される。
''以下の記述は特に断りがない限り、男女共通である。''
== 概要 ==
国際サッカー連盟(FIFA)の規約で、2つの加盟国がともに代表チームを編成して行う試合を国際マッチと定義し、この中で特に両国が年齢制限なしの最強の代表チーム(first representative team)を出場させるものを国際Aマッチと定義している。従って、対戦国のどちらかFIFA未加盟だった場合は、国際Aマッチとして認可されない(FIFAには記録も残らない)。また、国際Aマッチの要件を満たす代表チームを、Aナショナルチーム("A" national team)と呼ぶ。日本ではAナショナルチーム(年齢制限のないその国最強の代表)であることを強調する場合に、A代表あるいはフル代表という呼称を使うことがあるが、一般には日本代表という呼び方がそのままAナショナルチームを表すことが多い(以下、年齢制限のないその国最強の代表をA代表と略して記述)。
また、国際Aマッチを開催する場合、その試合の主催協会にFIFAに対する事前通達や事後報告、定率の上納金支払い(主催協会が収益の2%をFIFAに納める)といった義務〔サッカーの話をしようNo.214井原正巳 重ねたキャップの重み-大住良之オフィシャルアーカイブサイト 〕が生ずる。これらを怠った場合は罰金が科せられる。
サッカー競技規則第3条競技者の数の項で、国際Aマッチでは親善試合では最大6名まで、FIFAワールドカップ予選及び本大会等の公式戦では最大3名まで交代できると定められている〔サッカー・フットサル・ビーチサッカー・8人制サッカーの競技規則及び各通達-日本サッカー協会公式HP 〕。これに違反した場合は、たとえ両チーム間での合意の上であったとしても国際Aマッチとしては認められない(試合そのものが国際Aマッチとしては無効となり、全ての記録が破棄され、FIFAランキング計算にも使われない)〔<サッカー>韓国、ポーランドと2-2引分け…朴主永が2得点 中央日報2011年10月8日〕。国際Aマッチのピッチの大きさは以前は、縦横とも10m程度の許容範囲があったが、2008年3月8日のサッカー競技規則改正で、縦(タッチライン)105m、横(ゴールライン)68mに限定された〔サッカーの話をしようNo.689 ことしはルール改正なし-大住良之オフィシャルアーカイブサイト 〕。また、国際Aマッチから次の国際Aマッチまでの試合間隔は48時間以上空けることが義務付けられている〔なでしこ、超異例2日連続の豪州戦プラン-デイリースポーツオンライン2012年5月9日 〕。
FIFAの年間スケジュールで、国家間代表チームの対戦日を指定する『国際Aマッチデー(International match day)』制度がある〔 FIFA国際Aマッチデー公式カレンダー2014~2018年〕。この男子の国際Aマッチデーは2003年に開始された。これはFIFAワールドカップ本大会及び各地区予選やA代表の大陸選手権(アジアではAFCアジアカップ)などのA代表の公式戦や親善試合などを開催出来る期日を予め設定するものである。女子も男子と全く同じ制度『国際女子Aマッチデー(Women's international match calendar)』制度〔FIFA women’s international match calendar FIFA国際女子Aマッチデー公式カレンダー2015年~2016年〕がある。
なお、国際Aマッチデーではない日でも国際Aマッチ自体は行える(前述したFIFAへの事前通達等の手続きをきちんと行えばOK。記録もAマッチ記録として残り、FIFAランキング計算にも使われる)。但し、A代表選手が所属するクラブは国際Aマッチデー以外ではA代表の選手の貸し出しを拒否できるため、国際Aマッチデーではない日にA代表がベストメンバーを組むことは困難である。また、その制度の対象となるのは、国際Aマッチデーに行われる国際Aマッチに招集するA代表の選手のみである(欧州などでは年代別代表の試合を国際Aマッチデーに行っているが、これはクラブ側としてもAマッチデーによりA代表の選手が抜けており、練習にならないので年代別代表招集にも応じやすいからである。年代別代表自体には、Aマッチデーによる代表拘束権は無い)。
各地域連盟が主催するA代表の大陸選手権で、他地域連盟のA代表を招待することがあるが(南米のコパ・アメリカや北中米カリブ海のゴールドカップ)、招待された他地域連盟のA代表に関しては、Aマッチデー制度は適用されない(A代表の大陸選手権自体はAマッチデーに入っているが、Aマッチデー制度が適用されるのは、その大陸選手権を主催する地域連盟に所属するA代表の選手のみである)。国際Aマッチデー期間中に連続する2試合のAマッチは、同一大陸での開催を義務づけられている〔アギーレ日本、強豪国呼べない!FIFAルール改正でVS欧州&南米困難に-スポーツ報知2014年12月11日 〕。他、国際Aマッチデーについては、クラブとの関連で後述する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国際Aマッチ」の詳細全文を読む



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