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国際スピード郵便(こくさいスピードゆうびん、)とは、国際郵便の一種で、書類及び物品用の郵便急送業務であり、かつ、物理的手段による郵便業務のうち最も迅速なものである〔第14条1.2。〕。 == 概要 == 万国郵便連合加盟国のうち192の郵便事業体がサービスを提供している〔ただし、オーストリア、キューバ、デンマーク及びグアテマラの4か国においては、外国来EMSの配達のみを提供。〕。日本では郵政省が1975年(昭和50年)にサービスを開始し、現在は日本郵便が125か国・地域あてにサービスを提供している〔万国郵便連合未加盟の台湾あてのサービスも提供している。また、一部の国・地域あてでは、あて先が都市部のみ、海外領土を除くなど取扱地域が限られている。〕。 EMSとは一言で言えば、国際の速達書留のようなものである。補償があり、速達と同等以上の速さで輸送される。引受から配達までの送達をバーコードラベルで記録・管理しており、多くの国でパソコンや郵便局の端末による郵便物の追跡も可能となっている。輸送中は最優先で取り扱われるため、世界の多くの地域へ2日〜10日後に届けることができ、通常郵便物の航空便よりも数日〜1週間早く届く。 また損害賠償制度があることが特徴である。書類はもちろん、比較的大きな荷物も発送できる。EMSの料金の中に2万円までの保険料が含まれている。それを超える場合には2万円を超えるごとに50円の保険料を追加することで最大で200万円まで補償が受けられる。 なお、EMSは本来国際郵便サービスの名称であるが、中国郵政集団傘下の中国郵政速逓物流など一部の事業体では、国内向けの速達郵便に対してもEMSの名称を使用している。逆に、EMSに相当するサービスを別の名称で提供している事業体もある(シンガポール・ポストの「Speedpost」、フランス郵政公社傘下クロノポストのChronopostなど。)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国際スピード郵便」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Express mail 」があります。 スポンサード リンク
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