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国際手配(こくさいてはい)とは、国際刑事警察機構(以下ICPO)が加盟国(190ヶ国)の各政府を通じて被疑者、行方不明者等の捜索をするための制度である〔ICPOの活動 - 警察庁〕。 一般的には、ある国で発生した事件の被疑者や、外国にいるが、行方が不明な者を捜索するために行う。しかし、被疑者が外国で逮捕されてもそれぞれの国の間で犯罪人引渡し条約を締結しているかの有無に関わらず、容疑者の身柄は事件を起こした国に送還され、逮捕される。 しかし、国際手配されていない場合は、犯罪人引渡し条約によって、身柄を送還するか、滞在国で不法入国等の犯罪を犯し、その国の政府によって被疑者の国籍の国に強制送還されるか〔2001年に発生した韓国人留学生射殺事件など〕などして、事件を起こした国に身柄を送還される。しかし、それらができない場合は被疑者が滞在する国の政府に代理処罰を申請することになる。 ICPOにより以下の7種類の手配書を以て行われる国際手配のひとつである。 * 国際逮捕手配書(赤手配書) * 国際情報照会手配書(青手配書) * 国際防犯手配書(緑手配書) * 国際行方不明者手配書(黄手配書) * 国際身元不明死体手配書(黒手配書) * 国際特殊手口手配書(紫手配書) * 武器等警告手配書(オレンジ手配書) * ICPO国際連合特別手配書 ==歴史== 1946年にフランスのパリ郊外サン=クルーで赤、青、緑、黄、黒、紫の6つの手配書の作成が決定され、2004年にはオレンジが追加される。2005年にはテロ対策強化のための国際連合安全保障理事会決議1617を受けてICPO国際連合特別手配書が作成された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国際手配」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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