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国際標準大気 : ウィキペディア日本語版
国際標準大気[こくさいひょうじゅんたいき]
国際標準大気(こくさいひょうじゅんたいき、International Standard Atmosphere, ISA)とは、地球大気圧力温度密度、および粘性高度によってどのように変化するかを表したモデル。様々な高度における値を記した表と、表に示されていない値を導出するためのいくつかの方程式で記述される。ISOによってISO 2533:1975.〔 ISO, ''Standard Atmosphere '', ISO 2533:1975, 1975.〕として策定されている。また、独自の拡張や一部の改変を施したものがICAO米国政府等の他の標準化団体によって策定されている。
==記述==
国際標準大気のモデルにおいて大気は温度が区分的に線形に表される幾つかの層に分けられ、他の値は基本的な物理定数や関係式から導出される。つまり標準は各高度での数値の表と、その数値を導出するための幾つかの方程式で構成される。
たとえば、標準によれば海面上での気圧は101.3 kPaで、気温は15 ℃、気温減率は6.5 K/kmである(すなわち1km上昇することに6.5 Kずつ気温が低下する。気温減率は正の時高度が上がるにつれ降温することに注意)。この状態は高度11 kmまで続き、そこでは気圧は22.632 kPa、気温は-56.5 ℃まで落ち込んでいる。高度12 kmを超えるあたりから気温はほぼ一定となる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国際標準大気」の詳細全文を読む



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