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国際標準時 : ウィキペディア日本語版
協定世界時[きょうていせかいじ]

協定世界時(きょうていせかいじ、UTC、、〔本来は「調整された世界時」の意だが、多数の国で法定常用時の基礎に採られており日本語では協定と意訳する。〕)は国際原子時 (TAI) に由来する原子時系の時刻で、UT1 世界時に同調するべく調整された基準時刻を指す。〔国際原子時に調整を加えて作られた世界時で、国際協定に基づき人為的に維持されている時刻系である。〕
1875年に設立された国際度量衡局 (BIPM) が国際地球回転・基準系事業 (IERS) の支援をうけて維持する時刻系で、協定された標準周波数報時信号発射の基礎であり、国際単位系 (SI)に基づく国際原子時と同歩度〔秒の間隔〕だが整数秒だけ異なる。UT1 世界時と近似的に一致させるために秒を挿入または除去する閏秒調整を行っている。UT1 と UTC の差は、国際地球回転・基準系事業のWebサイト〔リンク先のPlots〕で確認できる〔二段目左のUT1-UTCのグラフで、1972年以後で不連続の箇所が閏秒挿入である。〕〔二段目左のUT1-UTCグラフで赤線が確定値、青線が予測値である〕。
世界各地の標準時は協定世界時を基準として定めており、日本標準時 (JST) は協定世界時より9時間早く「+0900 (JST)」と表記する。

== 略称 ==
協定世界時の略称はUTCである。
協定世界時を頭字語表記すると、英語は で“CUT”、フランス語は で“TUC”、イタリア語は で“TCU”、となり言語毎の表記に差異が生ずるため、国際電気通信連合 (ITU) は略称を1つに定め、これは“UTC”でも世界時 (UT) を意味して既存のUT0、UT1などにも整合する。略称から逆成した , など、非公式な表記も一部に散見する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「協定世界時」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Coordinated Universal Time 」があります。



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