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国際標準模式層断面及び地点 : ウィキペディア日本語版 | 国際標準模式層断面及び地点[こくさいひょうじゅんもしきそうだんめんおよびちてん]
国際標準模式層断面及び地点(こくさいひょうじゅんもしきそうだんめんおよびちてん、Global Boundary Stratotype Section and Point 略称:GSSP)とは、各地質時代を区切る境界を示すものとして、国際的同意の下に定められた層序断面及び境界の位置のことである〔兼岡一郎 (2011) 「地質年代表における年代数値」 日本地質学会〕。 GSSPは、国際地質科学連合 (International Union of Geological Sciences, IUGS) の下部組織である国際層序委員会 (International Commission on Stratigraphy, ICS) の決定及び勧告に基づいたIUGSの批准によって定められる。そのほとんどは、化石記録に基づく古生物学的変化つまり生層序層準が設定の基準となっている。 GSSP の策定は1977年に始まり、2015年現在、66のGSSPが定められている〔国際層序委員会 (ICS) 〕〔国際層序委員会 (ICS) 〕。〔
== 概要 == 地球史を読み解くための基準として用いられる地質年代の定義が不正確であると、地域間の対比が行えず、地球史を理解する上で問題が生ずる。そのため、年代対比が正確に行われるための基準として、各地質年代区分の境界及びその代表的な層序が保存されている場所(模式地)を定める必要がある。これがGSSPである。したがって、その選定にあたっては「対比の有用性」が重要視され、歴史的に見て重要な地層や境界であっても、露頭への到達が難しい場所など、対比に使いにくいものである場合は、選定の対象から外されることになる。〔
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