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国際海事機関(こくさいかいじきかん、、IMO)は、国際連合の専門機関のひとつ。 == 概要 == 第二次世界大戦中に海運に関する連合国の協力体制を基に1948年に国際連合海事会議で政府間海事協議機構(、IMCO)設置のための条約が採択されたが、発効には100万t以上の船舶を有する7か国の調印が必要要件となっていたため、日本が調印することで、1958年に発効した政府間海事協議機構条約に基づき、政府間海事協議機構が設立された。1982年に改称し、現在の国際海事機関となった。 海上航行の安全性と海運技術の向上やタンカー事故などによる海洋汚染の防止や諸国間の差別措置の撤廃を目指している。1976年に国際移動通信衛星機構の設立を支援した。1988年のIMO主催の会議で「海洋航行の安全に対する不法な行為の防止に関する条約」(シージャック防止条約)を採択した。1990年代には国際油濁補償基金の設置につとめた。 2016年3月時点で加盟国は171か国。日本は原加盟国で、他に香港、マカオ、フェロー諸島が準加盟している。 本部はロンドンに置かれている。 附属機関としてスウェーデンのマルメに世界海事大学(、WMU)がある。 2012年1月1日より、日本人として初めてとなる事務局長に関水康司が就任し、4年間務めた。 2016年1月1日より、韓国人として初めてとなる事務局長に林基沢(イム・ギテク)が就任し、在職中である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国際海事機関」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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