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国際連合安全保障理事会決議1970(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ1970、)は、2011年2月26日に国際連合の安全保障理事会において採択された、リビア情勢に関する決議。略称はUNSCR1970。 決議はリビアにおける内戦の即時停戦を要求し、リビア政府当局に対して人民を保護する責任の履行を求めるとともに、国際連合憲章第7章に基づき事態に関する捜査と訴追を国際刑事裁判所(ICC)に付託した。決議は、ICCに付託する決議では初めて全会一致で採択されたものとなった。 2011年3月3日、ICCのモレノオカンポ検察官は、リビアにおいて人道に対する罪などの犯罪が行われている可能性を調査した結果、その疑いが十分あるとして、本件に関する捜査を開始することを表明した。(和訳解説 ) == 要点 == * 事態の捜査と訴追を国際刑事裁判所(ICC)の検察官に付託することを決定 * リビア政府に対し、暴力の即時停止と人権及び国際人道法の尊重を要求 * 加盟国に対し、人道支援組織の帰還支援を要請 * 加盟国に対し、リビア政府幹部指導者に対する海外渡航禁止と資産凍結措置の実施を要請 * 加盟国に対し、武器禁輸の実施を要請 * 制裁委員会の設置を決定 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国際連合安全保障理事会決議1970」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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