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国領川 : ウィキペディア日本語版
国領川[こくりょうがわ]

国領川(こくりょうがわ)は、愛媛県新居浜市のほぼ中心を南北に流れ瀬戸内海に注ぐ二級河川。上流部は足谷川(あしたにがわ)とも呼ばれる。
== 地理 ==
愛媛県新居浜市大永山の四国山地に源を発する。美しい渓谷として知られる別子ラインを北に流れ、新居浜平野を貫く。新居浜市清水町と新居浜市菊本町の境界より瀬戸内海に注ぐ。
上流部は足谷川と称し、山深い四国山地を彩る渓谷美の別子ラインとして知られ、また同川水系唯一のダムである鹿森ダムによる「別子の湖」を有する。山地を抜けた山根地区付近から緩やかに蛇行しながら支流である種子川や市場川等と合流し川幅を広げ、郷山の麓からはさらに川幅を広げて真っ直ぐに海へと流れ出る。下流域の川幅の広さは平野部を東西に分け、西側は市の中心部である川西、東側は田園・住宅が広がる川東と呼ばれている。
古くから大雨などによって土手が決壊し多くの水害をもたらしたが、上流から土砂を運ぶことで肥沃な新居浜平野を育んできた。また水を吸い込みやすい地質であるので地下水の供給源ともなっていた。上流に鹿森ダムが出来てからは水量が減り、また上部地域でほぼ地下に染み込んでしまい下流ではほとんど水量がなく、晴天が続く時は干上がることもある。しかし台風接近時など大雨が降る時には鹿森ダムが放流され、濁流が河川敷を浸すほどにもなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国領川」の詳細全文を読む



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