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土井杏南 : ウィキペディア日本語版
土井杏南[どい あんな]

土井 杏南(どい あんな、1995年8月24日 - )は、日本陸上競技選手。専門は短距離走100Mの日本中学記録保持者。
== 人物 ==
1995年8月24日東京都生まれ〔ロンドンオリンピック2012 土井 杏南(陸上競技)プロフィール JOC 日本オリンピック委員会〕、。兄は土井拓斗。小学校1年生から4年間は空手を習い〔土井杏南、80年ぶり「決勝行く」/注目選手/デイリースポーツ online 〕、陸上競技は小学校5年生から始めた〔16歳・土井杏南、戦後最年少五輪出場だ!「頑張れば手が届く」…陸上 スポーツ報知 2012年4月25日閲覧〕。小学1年生時には運動会で2位に20mの差をつけてゴールした〔ボルト参考に走力アップ : LONDON 2012 〜鼓動〜 : 企画・連載 : 埼玉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 〕。小学校6年生時に大阪市長居陸上競技場で開催された第23回全国小学生陸上競技交流大会に出場し、6年生女子100m走で13秒08のタイムで2位に入っている〔 日本陸上競技連盟公式リザルト〕。
埼玉県朝霞市立朝霞第九小学校から朝霞市立朝霞第一中学校に進学してから技量も向上し、中学校2年に出場した第36回全日本中学校陸上競技選手権大会では女子100mで11秒89のタイムを出して優勝、400mリレー(4×100mリレー)でも朝霞第一中学校チームのアンカーを務め、47秒30の中学新記録で優勝した。3年生時に出場した第37回全日本中学校陸上競技選手権大会では11秒61の中学新記録で前年に続いて連覇、400mリレーでも朝霞第一中学校チームのアンカーを務めて48秒38のタイムでこちらも連覇を果たした。この大会で右足親指の付け根を疲労骨折した〔ロンドン五輪:陸上400リレー代表・杏南「もっと強く、速く」 ボルトに学ぶ16歳「日々全力」- 毎日新聞 〕〔進化するスーパールーキー土井杏南 - 清田監督のときどき日記 - Yahoo!ブログ 〕。
2011年春に陸上の名門である埼玉栄高等学校に進学。1年時には第64回全国高等学校総合体育大会陸上競技大会女子100mで11秒88、日本ジュニア・ユース陸上競技選手権大会女子ユース100mで11秒93、第66回国民体育大会(山口国体)陸上競技少年女子B100mでは11秒68で優勝する〔 日本陸上競技連盟公式リザルト〕など、高校三冠を達成。また第95回日本陸上競技選手権大会熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)で初めてシニア大会に出場、女子100m決勝に進出して福島千里高橋萌木子北風沙織らと同走して11秒82で4位に入っている〔 日本陸上競技連盟公式リザルト〕。
2012年に入ると2月4日に大阪城ホールで開催された日本・中華台北交流ジュニア室内兼日本ジュニア室内陸上競技大阪大会女子60mの予選で7秒40のタイムをマークし、北田敏恵伊藤佳奈恵が持つ室内日本記録タイ(当時)を樹立し〔[陸上]土井、室内日本タイ7秒40…ジュニア女子・60メートル予選 スポーツ報知大阪版 2012年2月5日閲覧〕、決勝でも7秒47のタイムで優勝した〔 日本陸上競技連盟公式リザルト〕。
高校2年に進級後、初の大会となった4月29日の織田幹雄記念国際陸上競技大会広島広域公園陸上競技場)グランプリ種目の女子100mに出場、予選で11秒53、A決勝で11秒50をマーク、高校の先輩でもある高橋萌木子が保持していた高校日本記録を続けて更新〔 日本陸上競技連盟公式リザルト〕すると、5月6日のゴールデングランプリ川崎川崎市等々力陸上競技場)ではシニア国際大会初出場、女子100mではアリソン・フェリックス()、福島千里と同走し、11秒67で6位に入った〔 日本陸上競技連盟公式リザルト〕。
5月13日には埼玉県高校総合体育大会陸上競技大会(熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)女子100m準決勝で自らの記録を更新する11秒43の高校日本記録を更新した〔土井、高校新 陸上県高校総体・女子100 埼玉新聞 2012年5月14日閲覧〕。
同6月9日、ロンドンオリンピック日本代表選考会となった第96回日本陸上競技選手権大会大阪市長居陸上競技場)女子100mでは予選で11秒47のタイムで全体1位となって決勝進出、決勝で好スタートから70mまで首位を走り、ゴール前で福島千里に抜かれ優勝は逃したが11秒51で2位となった〔16歳土井、福島追いつめ五輪濃厚/陸上 日刊スポーツ 2012年6月10日閲覧〕。同7月3日、女子4×100mリレー日本代表のロンドンオリンピック出場が決定したことを受け、日本陸上競技連盟により代表の一員に選出された。
同8月9日、ロンドンオリンピックにて女子4×100mリレー予選第1組に第1走者として出場し、日本陸上界で戦後最年少オリンピック出場選手となった。レースでは、土井と第2走者の市川華菜の間の詰まりを含め複数のバトンミスが起こり、44秒25の8位となり、予選通過を果たすことは出来なかった〔女子400リレーの日本は予選敗退 日刊スポーツ 2012年8月10日閲覧〕〔五輪陸上:「もっと速く走りたかった」最年少出場の土井 毎日新聞 2012年8月10日閲覧〕〔48年ぶりの挑戦、予選敗退で終わる 女子400リレー 朝日新聞 2012年8月10日閲覧〕。
2013年、高校3年時では腰痛を発症した影響〔五輪の経験 糧に復活…陸上・女子短距離 土井杏南(埼玉栄高3年) 読売新聞 2013年6月28日閲覧〕でシーズンを通して調子が上がらない状態が続いたが、それでも第66回全国高等学校総合体育大会陸上競技大会大分銀行ドーム)女子100m決勝では11秒70のタイムで優勝するなど五輪選手の貫禄を示した〔土井杏南、貫禄の2度目V/陸上 日刊スポーツ 2013年8月1日閲覧〕。第68回国民体育大会(スポーツ祭東京2013、東京国体)では埼玉県代表として少年女子100mAに出場、11秒78で優勝した〔土井杏南Vも来季課題「スタート」 日刊スポーツ 2013年10月4日閲覧〕。そして東京国体終了後には「理解のある良い指導者の先生がおられる」ということから、2014年春から大東文化大学へ進学する意思を表明した〔杏南、大東大へ「自宅から通える」 日刊スポーツ 2013年10月5日閲覧〕。
2014年4月、大東文化大学に入学。大学ではスポーツ・健康科学部スポーツ科学科で学ぶ〔。
同5月3日、アジア大会韓国仁川)代表選考会を兼ねた陸上の日本グランプリシリーズ第4戦(静岡エコパスタジアム)にて、200mの自己新記録を記録し、日本人最高の4位に入賞した。日本陸上では100mに出場し2位に入賞し、アジア大会代表(100m、4×100mR)が内定した。また、この結果を受けて世界ジュニア選手権の日本代表(100m、200m、4×100mR)にも選出された。世界ジュニア選手権は個人種目こそ100m準決勝・200m予選敗退に終わったが、2走を務めた4×100mリレーでは6位入賞を果たし、1992年大会と並ぶ過去最高成績を記録した。世界ジュニア選手権から約1ヵ月後の8月23日、国体に向けたリレーの練習中に左内側ハムストリングの肉離れを起こし、全治2ヶ月で人生初の松葉杖生活を送ることになり、アジア大会は辞退となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「土井杏南」の詳細全文を読む



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