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土佐稲荷神社 : ウィキペディア日本語版
土佐稲荷神社[とさいなりじんじゃ]

土佐稲荷神社(とさいなりじんじゃ)は、大阪府大阪市西区にある神社である。旧社格郷社
稲荷神として宇賀御魂大神を祀る。
==歴史==
創建の由緒は不詳であるが、長堀川畔の土佐藩蔵屋敷に古くから鎮座していた。天正年間の創建とも、明和7年(1770年)に伏見稲荷を勧請したものとも伝わる。享保2年(1717年)、藩主山内豊隆が社殿を造営して蔵屋敷の鎮守社とし、一般の参拝を許した。以来、山内家は参勤交代で大坂を通る際には必ず当社に参拝し、社殿の修繕は藩費で行われた。
1868年のフランス兵殺傷事件の折、明治政府がフランス公使ロッシュの要求を容れて20名が切腹することになり、29名の者が、この神社で、籤を引いて決め、翌日堺の妙国寺へ護送されたという(堺事件)。
明治初年、土佐藩蔵屋敷とともに当社は岩崎弥太郎に譲り渡された。岩崎弥太郎は当地で事業を営み、三菱の発祥の地となる。岩崎弥太郎は社殿の造替を行い、郷社に列格した。
第二次大戦の大阪大空襲で社殿をほぼ全焼した。灯籠などが焼けこげているのは、その名残である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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