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泥遊び(どろあそび)ないし泥んこ遊び(どろんこあそび)は、泥を使った遊びである。 == 概要 == 泥遊びは、特にルールの存在しない一人遊びの一種ではあるが、大勢集まって一斉に各々の泥遊びに興じるさまも見られる(ただし人によっては好まない場合もある)。その多くでは着衣が汚れるため、洗濯をしなければならないため、洗濯をする者には砂遊び以上に厭われる遊びでもある。 泥は地球の上で生活している限りは、水や地面(露出した土)があればありふれた素材となるため、降雨後や水道から水を撒いた際などに出来上がる泥は泥遊びをする者にとって格好の玩具である。泥を手でこねて感触を楽しんだり、何かを押し付けてその跡をつけたり、あるいは何らかの形を作って楽しむ。 特に玩具としてや工芸素材としての泥には粘土があるが、泥遊びは一般に粘土遊びとは区別して扱われる。しかし陶芸はやや泥遊びとの区別は曖昧で、泥をこね回す行為を泥遊びに擬える場合もある。 ただ泥遊び全般は、その場で弄りまわした泥で何かの物品を作って持ち帰ることはあまりない。例外的に土団子ないし泥団子などと呼ばれる土を固めて砂を掛けて磨き込んだ団子(球形の塊)は、丹念に固められて何日にも渡って「育て」られる(後述)。ほかに、ままごとでは泥を食品に見立てて加工し、これを食卓(玩具のテーブル)の上に並べる場合もある。これらは「食べるふり」をしてその場で捨てられるごっこ遊びの道具となる。 泥遊びは自分が汚れてしまう遊びではあるものの、衛生仮説などではこういった少々不衛生な環境も免疫を鍛えて強化する効果があると見なされている。ただ、泥だらけで家に上がると掃除も大変になり、単純に汚いだけではなくこのまま口などに手を入れてしまうと寄生虫などの問題もあるため、この遊びをした者は、「遊んだ後は手を洗う」という「自分で衛生を管理する」という家庭教育や躾など初等教育を行う絶好の機会ともいえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泥遊び」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dorodango 」があります。 スポンサード リンク
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