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土塁 : ウィキペディア日本語版
土塁[どるい]
土塁(どるい、)とは、敵や動物などの侵入を防ぐために築かれた土製の堤防状の壁である。

== 日本 ==

日本では古代から近世にわたって、豪族住居環濠集落、陣地、、などの周囲にライン状に盛られた。安土、的土(あづち)ともいう。
平地に盛られる土塁はと組みとして作られ、堀を穿ったときの土を盛土に利用して作られることが多い。これを掻揚土塁(かきあげどるい)という。土塁内側からの高さは低くて約2メートル、高くて3メートルほどある〔三浦正幸著『城のつくり方図典』小学館 2005年〕。また、盛土ではなく山の斜面で切土(きりど)をして勾配を造ったものを切岸(きりぎし)をいう。江戸時代以前、こうした土塁や切岸は土居(どい)、土手(どて)と呼ばれていた〔加藤理文編『別冊歴史読本 城の見方・歩き方』新人物往来社 2002年〕。
土塁の役割として、防御区画内部への攻撃側の侵入を阻止する障壁。攻撃側からの防御区画内部への視界を遮り射撃を防ぐ。戦術上有利な位置となる高所を守備側に占位させる。などがあげられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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