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土屋数直 : ウィキペディア日本語版
土屋数直[つちや かずなお]

土屋 数直(つちや かずなお)は、江戸時代大名常陸土浦藩の初代藩主。江戸幕府若年寄老中である。
== 生涯 ==
慶長13年(1608年)、上総久留里藩の初代藩主・土屋忠直の次男として生まれる。家督は兄の利直が継承、数直は元和2年(1616年)に2代将軍徳川秀忠に拝謁し、元和5年(1619年)から秀忠の命令で徳川家光に仕えた。元和8年(1622年)に家光の近習に任じられる。
寛永元年(1624年)に500俵取りに任じられ、12月28日に従五位下・大和守に叙任される。寛永5年(1628年)に上総に200石を与えられる。寛永9年(1632年)に進物番に任じられ、寛永10年(1633年)2月7日に常陸で200石を与えられる。寛永18年(1641年)7月5日に書院番組頭に任じられ、後に駿府城番となる。
慶安元年(1648年)10月27日に小姓組番頭に任じられる。慶安4年(1651年)11月21日に1000俵を加増される。承応2年(1653年)9月18日に久世広之牧野親成と共に4代将軍徳川家綱側衆に任じられ、明暦2年(1656年)12月21日に2000俵取りに加増される。明暦3年(1657年)12月25日に常陸宍戸で1300石を加増される。寛文2年(1662年)2月に合計1万石を与えられて若年寄に任じられる。寛文4年(1664年)6月13日に5000石を加増され、寛文5年(1665年)12月23日に老中に任じられ、他の老中と共に文治政治に取り組むことになる。
寛文6年(1666年)7月28日に2万石を加増され、寛文9年(1669年)6月25日に1万石を加増され、合計4万5000石の大名となる。寛文10年(1670年)12月29日に侍従に任官される。翌寛文11年(1671年)に伊達騒動の当事者達を召喚、審問を行った。
数直は山鹿素行を藩邸に招き、林鵞峰と親交を結ぶなどの文化人でもあった。ただし、老中として江戸に在府することが多かったため、藩政は長男の政直に任せている。延宝7年(1679年)4月2日に死去。享年72。跡を政直が継いだ。




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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