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土山サービスエリア(つちやまサービスエリア)は、滋賀県甲賀市土山町南土山の新名神高速道路上にあるサービスエリアである。 == 概要 == 中日本高速道路(NEXCO中日本)管轄路線にあるサービスエリア・パーキングエリアはNEXCO中日本グループのグループ会社である中日本エクシスが管理・運営するが、当SAは甲賀市や近江鉄道(西武グループ)などが出資する第三セクターの「土山ハイウェイサービス株式会社」が管理・運営する。 新名神高速道路亀山JCT-草津田上ICの開通に伴い、2008年2月23日に開業した。 当SAは日本で2番目の規模になる予定であったが、国土開発幹線自動車道建設会議で新名神高速道路の建設コスト縮減が決定され当初の予定の半分の面積(上下線を併せた総面積は174,600m2)に縮小されている。もともと下り線専用スペースとなる場所に上下線の駐車場と施設が配置され、上り線専用駐車場になる予定であった用地はアスファルトプラントなどの工事用施設が撤去された後は空き地のままとなった。 施設は東名高速道路浜名湖SA等と同種の上下線集約型の特殊構造となっており、高速道路本線の南側に位置する。下り線側のランプ部は一般的な上下線分離型のSA・PAとほぼ同一の構造であるが、上り線側本線流出ランプは本線から進行方向左側へ分岐したのち、本線と下り線流入ランプを跨道橋(土山ランプ橋)で越え、SA南側へ廻り込み東側から駐車場へ接続する。また、上り線の本線流入は駐車場西側から下り線流入ランプと本線をアンダーパスし上り本線に接続する。 一般道路側には施設利用者とパークアンドバスライド利用者のために来客用駐車場を完備しており、一般道路と施設間に連絡通路を設け歩行者と車椅子利用者の往来が可能となっている。国道1号の蟹が坂交差点には、当駐車場の案内看板が設置されている。 下り線方向に甲賀土山ICがあるためか、当SA名称を「甲賀土山SA」と誤表記される場合がある(また、甲賀土山ICのことを「土山IC」と誤表記される場合もある)。 SA内に設置されているガソリンスタンドは、上下線ともにセルフ式である。また、NEXCO3社管内の高速道路では初のコンビニエンスストアのセブン-イレブンが出店している。 ユニバーサルデザインを基調とした設計がされており、トイレ棟においては外国語案内表記、点字案内、多機能化等の配慮がされ、敷地内に遊歩道やドッグランを整備すると共に「ペット用水飲み場」や「ペット用トイレ」等を設けている。また、遊歩道に太陽光発電照明を導入し、夏季におけるトイレ屋上部の屋上緑化等多種の環境負荷軽減策を取り入れている。 2009年7月8日にNEXCO中日本が駐車中のトラックに冷暖房向けの電気を供給する「外部電源式アイドリングストップ給電スタンド」を当SAの上り線駐車場2マス、下り線駐車場2マスの計4マス(この他、中央自動車道談合坂SA上り線駐車場6マス)に高速道路で初めて設置し、7月17日15時より使用を開始すると発表した。これにより、アイドリング駐車を抑制しCO2の削減や燃料コストの削減となる。電気使用料金は1時間当たり72円で、2010年3月31日までは58円で利用できる。ただし、当サービスを利用するにはトラック側にスタンド対応の冷暖房装置等を別途取り付ける必要がある。 NEXCO中日本が推進する完全分煙化対策に合わせ、トイレ棟西側に新たな喫煙室が2009年8月10日に完成した。これにより、開業以来運用してきたセンター棟の喫煙室を2009年11月3日に廃止し、廃止後の空きスペースに京都の和雑貨を取り扱う「京都くろちく土山サービスエリア店」が同年11月13日にオープンした。 2008年2月23日の開業以来、ソフトバンクモバイルの携帯電話基地局が周囲に存在しておらず、同社製携帯電話での通話やメールといった機能が使えないという問題があったが、2009年12月12日に基地局が開通し、2011年10月現在は利用可能となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土山サービスエリア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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