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土岐郡(ときぐん)は、美濃国・岐阜県にあった郡。2006年1月23日に笠原町が多治見市に編入し消滅した。 岐阜県南東部に位置し、範囲は現在の多治見市のうち土岐川より南側の地域と北側の一部、土岐市の全域、瑞浪市の陶町地区を除く全域にあたる。 == 略史 == * 『旧高旧領取調帳』によると、幕末時点で以下の44村が存在。郡高19,895石余。 * 幕府領(笠松支配所)(12村) * 多治見村・萩原村・月吉村・笠原村(笠松県に編入) * 小田村・須之宮村・寺河戸村・高山村・大富村・久尻村・土岐口村・下石村(岩村藩に編入) * 幕府(笠松支配所)・旗本の相給(3村) * 小里村・戸狩村(笠松県に編入) * 山田村(岩村藩に編入) * 幕府(笠松支配所)・旗本・美濃岩村藩の相給 - 猿子村(1村・幕府領と旗本領は笠松県に編入) * 幕府(笠松支配所)・岩村藩の相給 - 浅野村(1村・幕府領は笠松県に編入) * 旗本領 - 羽広村・釜戸村・曾木村(3村・岩村藩に編入) * 旗本・寺社の相給 - 妻木村(1村・岩村藩に編入) * 尾張名古屋藩領(15村) * 南垣外村・宿村・宿洞村・北野村・平岩村・松野村・半原村 * 本郷村・白倉村・細久手村・深沢村・田高戸村・志月村・一日市場村・大湫村(笠松県に編入) * 岩村藩領 - 細野村・柿野村・駄知村・肥田村・定林寺村・河合村・神箆村・山野内村(8村) * 1879年(明治12年)郡区町村編制法により土岐郡役所が高山村(現在の土岐市土岐津町高山)に設置される。 * 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制施行に伴い、以下の町村が成立。(1町21村) * 多治見町、笠原村(現・多治見市) * 下石村、妻木村、鶴里村、曽木村、駄知村、肥田村、土岐口村、高山村、泉村、河合村(現・土岐市) * 土岐村、戸狩村、山野内村、月吉村、日吉村、余戸村、稲津村、小田村、山田村、寺河戸村(現・瑞浪市) * 1889年(明治22年)11月15日 - 土岐口村・高山村が合併し、土岐津町が発足。(2町19村) * 1896年(明治29年)2月24日 - 市之倉村が多治見町より分立。(2町20村) * 1897年(明治30年)4月1日(2町15村) * 小田村・山田村・寺河戸村が合併し、瑞浪村が発足。 * 河合村・戸狩村・山野内村・月吉村が合併し、明世村が発足。 * 1909年(明治42年)10月11日 - 駄知村が町制施行し駄知町となる。(3町14村) * 1915年(大正4年)10月1日 - 泉村が町制施行し泉町となる。(4町13村) * 1919年(大正8年)7月1日 - 下石村が町制施行し下石町となる。(5町12村) * 1920年(大正9年)5月1日 - 瑞浪村が町制施行し瑞浪町となる。(6町11村) * 1921年(大正10年)7月1日 - 余戸村が釜戸村・大湫村に分割。(6町12村) * 1923年(大正12年)10月10日 - 笠原村が町制施行し笠原町となる。(7町11村) * 1926年(大正15年)4月1日 - 土岐村が町制施行し土岐町となる。(8町10村) * 1931年(昭和6年)1月1日 - 妻木村が町制施行し妻木町となる。(9町9村) * 1934年(昭和9年)8月1日 - 多治見町が可児郡豊岡町を編入した。 * 1940年(昭和15年)8月1日 - 多治見町が市制施行し、多治見市となり郡より離脱。(8町9村) * 1951年(昭和26年)3月5日 - 市之倉村が多治見市に編入。(8町8村) * 1951年(昭和26年)4月1日(6町8村) * 瑞浪町・土岐町が合併し、瑞浪土岐町が発足。 * 笠原町が多治見市に編入、郡より離脱。 * 1952年(昭和27年)4月1日 - 多治見市の一部(旧笠原町の内、滝呂を除いた区域)が笠原村として分立。(6町9村) * 1952年(昭和27年)8月1日 - 笠原村が町制施行し笠原町となる。(7町8村) * 1954年(昭和29年)4月1日 - 瑞浪土岐町・稲津村・釜戸村・大湫村・日吉村、明世村の一部(戸狩、山野内、月吉)が恵那郡陶町と合併し、瑞浪市が発足、郡より離脱。明世村の残部(河合)は泉町に編入。(6町3村) * 1955年(昭和30年)2月1日 - 泉町・土岐津町・下石町・妻木町・駄知町・肥田村・鶴里村・曽木村が合併し、土岐市が発足、郡より離脱。(1町) * 2006年(平成18年)1月23日 - 笠原町が多治見市に編入。同日、土岐郡消滅。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土岐郡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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