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『土曜ワイド殺人事件』(どようワイドさつじんじけん, SUTURDAY WIDE MURDER CASE)は、とり・みきとゆうきまさみの共作によるミステリーギャグ漫画作品。通称「土ワイ」。 第1シリーズは『月刊少年キャプテン』(徳間書店)において1995年2月号から5月号まで、第2シリーズは同誌上で1996年10月号から1997年2月号まで連載された。単行本書き下ろしの第3シリーズを経て、第4シリーズは『AICコミックLOVE』(AIC)のVol.8(2001年1月発売)、『ドラゴンHG』(富士見書房)のVol.1からVol.6まで、『月刊ドラゴンエイジ』(富士見書房)の2003年10月号および2004年1月号で、『新・土曜ワイド殺人事件』としてそれぞれ連載された。全4シリーズで単行本は全2巻。 == 概要 == タイトルを見れば一目瞭然のように、本作は『土曜ワイド劇場』をはじめ『火曜サスペンス劇場』など、いわゆる2時間ドラマのパロディが基本テーマである。そのため「意味のないお色気シーン」や「重要参考人は崖上に追い詰められる」といった、これらのドラマでの数々のお約束をことごとくギャグにしている。度々出てくる女性の全裸シーンに関しては、少年誌を謳っていた「キャプテン」時代の第1~第3シリーズでは乳首まで描写され、陰毛は田子刑事の頭髪で代用されたが、『新・土曜~』になってからは湯気や角度などで隠すようになった。 本作は1990年9月29日に行われたとりの漫画『クルクルくりん』の徳間書店版単行本第4巻に収録のとり・みきとゆうきまさみの対談である。古くから親交のあった両者は、この対談で「合作をしよう」という旨の冗談を発端に、1994年に「月刊少年キャプテン」誌上で再度行われた対談(『マンガ家のひみつ』1997年6月徳間書店 ISBN 4198606994 収録)で、この冗談を実行しようという企画が持ち上がり、ゆうきが『機動警察パトレイバー』の連載を終えた直後に実行に移された。 制作過程は、まず合宿と呼ばれるロケハンに両者と企画・編集の田山三樹の3人が行き、そこで漫画に使うアイディアをためることから始まる。次にこのアイディアメモを基にゆうきが予告編を描き、その大まかな流れを活かす形でとりがネームにする。さらにこのネームを基にゆうきが下描きをし、最後にとりがペン入れを行う。この両者による交互のやり取りでは、お互いに修正とギャグの詰め込みを行い、修正に関しては一切干渉しないという約束があったという。両者ともギャグ漫画を得意とする作風のため、出来上がった本作にはコマの隅々まで細かなギャグが大量にちりばめられている。 なお本作が連載された雑誌はことごとく休廃刊になっている。第2シリーズの最終話が『月刊少年キャプテン』の最終号、第4シリーズの第1話が『AICコミックLOVE』の最終号、そして第4シリーズ後半で『ドラゴンHG』の最終号も迎えた。このため第4シリーズは連載途中で2度に渡り半年程度のブランクを余儀なくされ、モチベーションを保つのが難しかったと両者は語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土曜ワイド殺人事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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