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土橋 : ウィキペディア日本語版
土橋[どばし]

土橋(どばし、つちはし、つちばし)は、一般には木のの一種で、橋面に土をかけてならした橋である。における土橋はこれと異なり、堀を横断する通路として設けられる土の堤である。
== 解説 ==
丸太を隙間なく並べて橋面を作った場合、橋面が凹凸になる。そのままでは歩きにくいので、そこに土をかけて踏み固めると、へこんだ部分に土が詰まって平らになる。これが土橋である。江戸時代まで日本の川にかかる橋の圧倒多数は土橋で、かなり長い橋もこの方式で作られた。板を橋面にした板橋は重要な少数に限られ、石橋はごく僅少であった。木橋が激減した現代では、一般の道で土橋をみかけることはないが、山の中や自然公園の中には名もない小さな土橋が作られることが多い。また、地名として土橋が日本全国に多数残る(後述)。
城に設けられる土橋は橋ではなく堤で、堀をめぐらす中で、出入りのための通路を細い土手として残したものである。城の設計では、堀の通行に木橋を設けるか土橋を設けるかの選択があった。土橋は戦闘中に攻撃側にも防御側にも破壊できない。直接的な攻防があれば土橋は守る側の不利に働くが、木橋では攻める側が橋を落として封鎖することも容易で、長短がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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