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土の圧密(あつみつ、)とは、粘土地盤の上に荷重がかかることによって間隙水がしぼり出され、時間の経過とともに土の体積が収縮(地盤沈下)していく現象をいう。 詳しく言えば、 # 載荷(荷重p)の瞬間、間隙水圧の上昇分Δuは一旦、pそのものとなる。 # 時間の経過とともに、有効応力σ'に負担されていき、σ'>0、Δu<pとなる。その間、間隙水は排水され、そのぶん体積が収縮していく。 # 最終的に、pのすべてをσ'が転換されることになり、そこで圧密は止まる。 この現象は、「バネで支えられ、孔のあいたピストンで、容器に入った水を押す」というモデルでよく表現される。 圧密現象は不等沈下の原因となり、軟弱地盤を利用する際に重大な問題として直面する。 上載荷重によるものの他にも、 * 沈殿による圧密 * 地下水くみ上げによる圧密 がある。 == 関連項目 == * 土質力学 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「圧密」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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