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在豪インド人連続襲撃事件 : ウィキペディア日本語版
在豪インド人連続襲撃事件[ざいごういんどじんれんぞくしゅうげきじけん]

在豪インド人連続襲撃事件とは、オーストラリアシドニーメルボルンで白人青少年による「レッツ・ゴー・カレー・バッシング(Let's go Curry Bashing!)」という合言葉で留学生を始めとするインド人が連続して襲撃された事件を示す〔豪州で広がる「カレーバッシング」 対印関係に暗雲 産経新聞 2009.6.3〕。襲撃は殺人事件にいたるほどのものとなっている〔。
==経緯==
オーストラリア政府は人口増加を目的に1980年代からは白豪主義を撤廃し、多文化主義の多民族共存国家をスローガンとして世界中から移民を受け入れて来た。21世紀になると人口が爆発的に増加傾向のあるインドからの移民・留学生も急激に増え始め、留学生だけでも9万3000人(2009年)となり、その多くがシドニーとメルボルンに在住している〔。そして職種によってはインド人が独占する職場も見受けられるようになり、インド人を良く思わない風潮が出始め、ついには新聞でも「カレー臭い」「シャワーを浴びろ」などインド人を差別する表現も目立つようになった。
オーストラリアでのインド人の被害者は2009年6月初めから三年前までに約1500人が襲われ、メルボルンはその一年前に遡る期間に70件を上回る襲撃事件が発生し〔、5月31日にはインド人留学生数千人が抗議の座り込みを行った〔。一方シドニーでも4月だけで襲撃事件は約20件も発生していたが〔、そのほとんどの学生は告発して面倒が起こり永住権が取れなくなる事を恐れ警察に届け出なかった。2009年4月以降は、毎月平均40件以上となっている〔カレーバッシング「失敗」…豪でインド人留学生が激減 産経新聞 2009.12.30〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「在豪インド人連続襲撃事件」の詳細全文を読む



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