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地上駅[ちじょうえき]
地上駅(ちじょうえき)とは、鉄道の駅の形態のひとつで、プラットホームが元の地面と同じ高さにある駅のことである。地面の高さとは一般に1階レベルのことを言うが、若干上下している場合もあるため、広義では地上からプラットホームが目視でき、高架の建造物の上に存在していない駅のことを指す。そのため掘割の駅も地上駅に含まれることもある。地平駅(ちへいえき)とも言う。 == 特徴 ==
地上駅は軌道を地面の上に直接敷設するため、軌道のために大型の構造物を建設する必要のある高架駅や地下駅に比べて、工期や費用が小規模で済むため、最も多くの駅で用いられている形態である。特に土地費用が安く、用地の買収が容易である場合は地上駅が有利であることから沿線の人口密度の低い地域では地上駅が採用されやすい。逆に、人口の密集している都市部では土地の利用の制約が多く、地上駅は郊外に限定され、中心部では地下化または高架化して地上駅の建設を避ける傾向にある。 地上駅の場合、駅舎の正面にあるプラットホームへの連絡が特に容易であり、優等列車などの発着に役立つ。そうでなくとも、列車の乗車までの物理的距離が短いため利便性は高い。しかし跨線橋や地下道を跨いで移動する必要のあるプラットホームでの利便性は他の駅構造と変化が無くなる。また橋上駅では元からこの利点は存在しない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地上駅」の詳細全文を読む
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