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地下鉄に乗るっ : ウィキペディア日本語版
地下鉄に乗るっ

「地下鉄に乗るっ」は、京都市交通局「地下鉄・市バス応援キャラクター」の「太秦萌(うずまさもえ)」「松賀咲(まつがさき)」「小野ミサ(おのみさ)」を活用した、京都市営地下鉄京都市バスの利用促進を目的としたプロジェクトの総称である。
2011年、地下鉄・市バスの増客を目指し、公募職員で立ち上げた「若手職員増客チーム」の「燃え燃えチャレンジ」で生み出されたPRキャラクターを、2013年にリニューアルしたキャンペーンではあるが、発案時より中長期的なブランドイメージ向上を目指した戦略を立案しており、地下鉄利用促進ポスターだけにとどまらず、アニメCMやグッズ、ライトノベル、他団体とのコラボレーションなど、その展開領域を多岐に広げている。
== 概要 ==
京都市営地下鉄の総工費は約8500億円にも及ぶ〔経営難の京都市営地下鉄 女子高生キャラで改善なるか? 〕。これは工事を進めるたびに遺跡が発見され、その調査に費用を期間を要したことと、バブル景気の時代に東西線の建設を決めたことで、建設費用が高騰したことによるものである〔。さらに地下鉄の利用者が伸び悩み、市交通局の2008年度決算では、運賃収入で運営費と建設費返済の利子分すら賄えない、非常に厳しい財政状態であった〔。
京都市は、それを改善するために「京都市地下鉄5万人増客推進本部」を2010年4月1日に設置。さらに、その推進本部の下部組織として、京都市職員の有志による若手職員増客チーム「燃え燃えチャレンジ班」が結成された〔若手職員増客チーム 〕。2011年にこのチームの発案により、駅構内における階段利用促進キャンペーンの「燃え燃えチャレンジ」〔燃え燃えチャレンジ班-若手職員増客チーム-デビュー 〕のPRキャラクターとして、太秦天神川駅、にちなんで名づけられた「太秦萌」と青年キャラがポスターに登場した〔萌えキャラが応援、地下鉄の階段でダイエット - 京都市営地下鉄の増客作戦 〕〔京都の地下鉄にいる萌えキャラがかわいすぎる! 「今日も階段を上ってくれてありがとう。」 〕。
その後、同級生の松ヶ崎駅小野駅にちなんで名づけられた「松賀咲」「小野ミサ」が登場。キャラクターをポスターや磁気カード乗車券などに使われるようになった〔。その後、萌の父「太秦太」、母の「太秦華」、姉の「太秦麗」、叔父の「太秦二郎」というキャラクターも増え〔若手職員増客チーム 〕、京都市営地下鉄にポスターや階段の蹴込み、車内広告が貼り出されたり、一部の市バスがラッピングされた。最初の太秦萌と同時に青年の男性も描かれたが、彼の素性は明らかにされていない〔京都の地下鉄キャラクター「太秦萌」はなぜ“進化”した? デザイン会社と交通局に聞く制作秘話 はてなニュース 2014年7月4日)〕。
2013年7月に京都市交通局より「太秦萌等を使用した、地下鉄利用促進ポスターデザインコンペ」が開催され、京都市にあるデザイン事務所のGK京都が、日の当たっていなかった同級生の二人も含めて「太秦萌」「松賀咲」「小野ミサ」の3名をリニューアルし、それぞれの身長や体重、性格や趣味といった細かいキャラ設定まで作り込まれたキャラクターとして前面に押し出す提案が採択された。その際、キャッチコピーを「地下鉄に乗るっ」と改称し、これ以後このキャンペーンが「地下鉄に乗るっ」と正式に呼ばれることとなる。また、ここで起用されたイラストレーターの賀茂川は、GK京都のデザイナーによってPixivから見い出された〔。
このキャンペーンのほか、観光客の増加や駅構内の商業施設の拡充なども奏功し、2014年度の地下鉄の1日あたりの利用者数は35万9000人と、5年間で3万2000人増加した。単年度の赤字も圧縮されており、2014年度決算では5年前の10分の1以下の9億円であった〔が、累積赤字は14年度決算で3108億9900万円である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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