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地域学[ちいきがく]
地域学(ちいきがく、regionology)とは、人文科学(考古学、歴史学、文学、言語学、文化人類学、民俗学、民族学)、社会科学(環境学、地政学、地理学)及び自然科学(生態学、地学、地質学)にわたる学際的視座とフィールドワークなどによる主体的視座によって総合的に地域を研究する学問である。ウォルター・アイサード(Walter Isard)による地域科学(regional science)は、意味ある地域か諸地域のシステム(domain)に関連する、経済的、政治的、社会的、文化的、および心理的諸要因あるいは諸局面の総合的かつ包括的研究〔Walter Isard 著、青木外志夫・西岡久雄 監訳『地域科学入門1』、大明堂、2000年、p.7〕として位置づけられるが、地域学における「地域(region)」は、「物語能力(narrative competence)」などによる主体的アプローチによって日常生活圏域(living area)から共時的かつ通時的に一つの全体として措定される「地域(living sphere)」にまで敷衍される〔樽本高壽・五島高資 著. “地域学概論”.自治医科大学医学部総合教育部門文学研究室. http://www.geocities.jp/haiku_square/chiikigaku.html, (参照 2012-9-26)〕。
== 脚注 ==
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