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地域政党(ちいきせいとう)は、国の一部の区域で活動する政治団体もしくは政党を指す、マスコミや有権者による便宜上の通称である。ローカルパーティという呼び方もある。対義語は、全国政党・国政政党。 == 地域政党の定義 == 日本の地域政党に関しては曖昧な部分が多く、政党のような確固とした定義づけはされていない。日本で「政党」とは一般に公職選挙法の政党要件〔 # 国会議員5人以上。 # 直近の国政選挙で有効投票の2%以上の得票を獲得。〕を満たしている政治団体のことを指すが、政党要件を満たす地域政党は現在のところ存在しない。 地域政党的な側面を持ち、国会に議席を有している政治団体は、沖縄県の沖縄社会大衆党と北海道の新党大地のみ。それぞれ一議席を確保している。 前述の国会に議席を擁する政治団体や、大阪維新の会や減税日本のように、首長を擁し地方議会でも過半数以上を占める規模の大きい地域政党もあれば、逆に地方議員が1人も所属していない規模の小さい地域政党も存在する。無論、掲げる政策や理念も各地域政党ごとに大きく異なっている。このようにこれといった地域政党の定義はなく一概には言えないが、一般に国政政党のように国政志向ではなく、地方を重視して活動する政治団体が地域政党だとされている。ただし近年では、地域政党を標榜する政治団体の中に、既成政党を離脱した国会議員を受け入れる方針を掲げたり、地域の枠を超え全国に自党の候補の擁立を検討するなどの動きが見られるようになった。つまり地域政党という立場を脱して、国政政党化を目指す政治団体が複数登場してきたということである。そのため前述の定義も、今後変化する可能性もある。 日本以外の場合、イタリア北部の分離独立・連邦制導入を主張する北部同盟や、カナダのフランス語圏であるケベック州の分離独立を主張するブロック・ケベコワ、イギリスのスコットランドにおけるスコットランド国民党などが代表的な地域政党で、地方議会のみならず中央議会にも議席を有している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地域政党」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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