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地球の旗(ちきゅうのはた、)は、地球を表象するために用いる旗。この主題をめぐって展開される諸概念には、この惑星の政治的、精神的、環境的側面が関わることになる。地球を象徴する旗についての国際的な合意はまだ存在しないが、一部の個人や団体は、旗のデザインを提案し、普及を図っている。 今のところ、いずれの旗も、いかなる政府組織からも「公的承認 (official recognition)」を得ていない。この種の、地球と関連づけられる旗の中で、最も広く認知されているのは、アースデイ(地球の日)の旗と、国際連合の旗である。 == ジョン・マコーネルによるアースデーの旗 == 最初のアースデーの行事のためにジョン・マコーネルによって1969年にデザインされた旗は、暗い青色の地に、(紋章学/旗章学上の)チャージの位置に、アメリカ航空宇宙局 (NASA) による宇宙から地球を撮影した有名な画像であるザ・ブルー・マーブルを配している。マコーネルのデザインによる最初の旗は、シルクスクリーンによって制作され、配色も異なっており、海洋と陸地は白く、雲が青く表現されていた。マコーネルはその旗を、検討すべきシンボルの一案として国際連合に提案した。 創作者の政治的な見解や、これがアースデーのシンボルのひとつとなっていることから、この旗は、環境主義的意識や、地球コミュニティの賞賛などと結びつけられている〔。もともとは、『全地球カタログ』の中で、売り出されていたものであり、また、マコーネルが作成した唯一の旗である。 ザ・ブルー・マーブルの画像は、もともとパブリックドメインに置かれており、その後も変わっていない。この画像の公共的な性格は、法廷闘争の引き金となり、当初、この旗の普及を図っていたワール・イクイティ社 (World Equity, Inc.) がもっていた商標権や著作権は、裁判を通して無効化された〔http://www.tabberone.com/Trademarks/CopyrightLaw/Copyrightability/articles/EarthFlagVsAlamoFlag_A.shtml アーカイブ 〕。この判断は、マコーネルが旗を作ったという歴史を否定するものではなく、それまでその旗に認められていた権利を、認めなかったというだけのことである〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地球の旗」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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