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地球内部物理学(ちきゅうないぶぶつりがく)は地球内部を研究対象とする自然科学である。地球物理学の一分野に属する。 地球内部を直接掘削して調査することは困難を伴い、これまで地下10km内外を掘削したに過ぎず、内部を探求する方法は主に地球内部を透過する地震波の研究に依るところが大きい。 == 地球の慣性モーメント == 密度が完全に均一な半径 ''a''、質量 ''M'' の球の慣性モーメント ''C'' は以下の式で表される。 : ''C'' = 0.4 ''Ma''2 一方で、地球の形は回転楕円体で近似され、さらに月や人工衛星の軌道の解析、および地球の歳差運動周期から三軸不等としてそれぞれ以下の慣性モーメントが求められている。これらは約 0.33 ''Ma''2 と、密度が均一と仮定した場合より小さいことから中心に向かうにつれ密度が増大していることが判る。また均質な物質であっても地球内部では深度、圧力の増大に伴い圧縮され、密度は徐々に増大し均一とはならない。ここで ''C''軸がほぼ地球の自転軸となる。 : ''C'' = 0.330701 ± 0.000002 ''Ma''2 : ''A'' = 0.329615 ± 0.000002 ''Ma''2 : ''B'' = 0.329622 ± 0.000002 ''Ma''2 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地球内部物理学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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