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地球薄暮化[ちきゅうはくぼか]
地球薄暮化(ちきゅうはくぼか)とは、雲の増加で太陽光が遮られて地球が暗くなる現象のこと。「地球暗化」や「グローバルディミング(Global dimming)」とも称される。 == メカニズム == 地球表面の日射量は、太陽放射(太陽光)を遮る大気中の微粒子(エアロゾル)の量や雲の面積、大気の成分、さらには太陽放射そのものの量などで決まる。このうち、太陽放射は周期的に変化しているものの、変動幅は1%程度と小さい。また、大気の成分の中には、水蒸気や二酸化炭素など特定の波長の電磁波(太陽放射)を吸収するものが含まれており、これらの量次第で日射量が増減するものの、影響はあまり大きくない。日射量の変化に密接に関係するのが、エアロゾルの量と雲の面積である。雲の面積は、蒸発量や大気の対流の具合、地上と上空の気温差、凝結核となる微粒子の量などによって決まる。気温の上昇は蒸発量の増加をもたらし、また、凝結核となるエアロゾルの増加によって雲ができやすくなり、それぞれ雲の面積が増加し、地上への日射量が減少する。これらエアロゾルや雲がもたらす地球表面への日射減(地上気温低下)は、日傘効果として知られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地球薄暮化」の詳細全文を読む
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