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地震危険度[じしんきけんど] 地震危険度(じしんきけんど、)とは、ある地点における地震の危険度(リスク)を表すものである。一定期間における最大の地震動、一定期間に一定基準以上の地震動がある確率など、様々な表現方法がある〔地震の事典、§9-1(476-483頁)〕。地図形式のものは地震ハザードマップ(seismic hazard map)とも呼ばれる。 なお、特に日本のように震源が陸地から遠い巨大地震が多いところでは、地震活動の多い少ないが必ずしも地震動の多い少ないには直結しないことから、地震危険度とは別に地震活動度(じしんかつどうど、)という用語を用いて分けて考えることがある〔片山恒雄「地震活動度・危険度の確率論的な考え方 」、東京大学生産技術研究所『生産研究』27巻5号185-195頁、1975年5月1日〕。 更に、地震動だけではなく構造物の被害や損失についても扱う場合があり、1990年代以降多くなってきている〔藤原・河合ら、2002年、§2-A「日本における確率論的地震ハザード評価に関する研究の変遷 」、2013年9月14日閲覧〕。 == 歴史と各国の状況 == 近代地震学における初期の地震危険度として、河角広やアリン・コーネル(C. Allin Cornell)によるものが挙げられる〔地震調査研究推進本部 地震調査委員会 長期評価部会・強震動評価部会、「確率論的地震動予測地図の試作版(地域限定-西日本) 」内「説明文」§1(31頁)、2004年3月25日付、2013年9月14日閲覧〕〔地震動予測地図工学利用検討委員会、2002年、§3-1「地震ハザード技術の進展 」、2013年9月14日閲覧〕。 河角は1951年に、日本の599年から1949年までの歴史地震342個の震源や規模などのデータを基に、一定の震度(震度5,6,7相当の加速度)の地震動が襲う平均間隔、また一定期間(75,100,200年)中の最大加速度を、日本列島の地図上に示して発表している〔河角廣「ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地震危険度」の詳細全文を読む
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