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トリクルダウン理論(トリクルダウンりろん、)とは、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる(トリクルダウンする)」とする経済理論または経済思想である〔【日本の解き方】増税対策貫いた安倍首相 企業優先では韓国の失敗例も (1/2ページ) ZAKZAK 2013年10月6日(2013年10月10日時点のインターネット・アーカイブ)〕。均霑理論(きんてんりろん)とも訳される。〔 下村恭民=辻一人=稲田十一=深川由起子(著)『国際協力 新版―その新しい潮流』、2009年4月、有斐閣、p.206〕しかし、実証性の観点からは、富裕層をさらに富ませれば貧困層の経済状況が改善することを裏付ける有力な研究は存在しない。OECDによる実証研究では貧富の格差の拡大が経済成長を大幅に抑制することが結論づけられている〔 〕〔 〕。 == 解説 == 「トリクルダウン(trickle down)」という表現は「徐々にあふれ落ちる」という意味で、大企業や富裕層の支援政策を行うことが経済活動を活性化させることになり、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」とする仮説である〔ニュース (安倍政治を問う 2013参院選:1)アベノミクス、果実どこ 朝日新聞デジタル 2013年6月27日〕。 新自由主義の理論によれば、ジニ係数が上昇したとしても、自由競争と国際貿易によって貧困層も含む全体の「所得が底上げされる」と考えられていた〔山田久の「市場主義3.0」 「市場主義1.0」がもたらした不可逆的変化 サッチャー、レーガン、小泉改革の意味 ダイヤモンド・オンライン 2012年7月18日〕。 所得税や法人税の最高税率引き下げなど、主に大企業や富裕層が己の既得権益の擁護・増大を求める根拠として持ち出されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トリクルダウン理論」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trickle-down effect 」があります。 スポンサード リンク
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