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坊門忠清 : ウィキペディア日本語版
坊門忠清[ぼうもん ただきよ]
坊門 忠清(ぼうもん ただきよ)は、鎌倉時代前期の公家内大臣坊門信清の子。母は権大納言藤原定能の娘。官位従四位上近衛中将。妻は北条時政の娘。
== 経歴 ==
治承2年(1178年)に正六位上豊前権介に叙任し、翌治承3年(1179年従五位下に叙せられる。のち、左兵衛佐・近衛少将・中将といった武官や、阿波守・尾張守・播磨守と上国・大国の地方官を歴任し、承元元年(1207年)従四位上に至った。
同母兄・忠信は、後鳥羽天皇順徳天皇の寵臣であったことに加え、その妹・信子将軍源実朝の正室であったこともあり、当時の朝廷の有力者であった。しかしながら、実朝没後の承久3年(1221年)5月に起こった承久の乱では、後鳥羽天皇に与して幕府軍と戦って敗れ、戦後に処罰されている。忠清も兄に連座して失脚したらしく、乱後の消息は不明である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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